これまでak-designの家具は、
クリア塗装をすることが大半でしたが、
クリアでは無い塗装法に挑戦する機会が
今年に入って、既に2件ありました。
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1件目は、
「コンソールテーブルの天板を作って欲しい。
既に持っているarflexチェアの塗装と、
お揃いにして欲しい」
とのオーダー。
ナラ無垢板を、グレーベージュで塗装しますが、
『道管の表情を、暗い色で残す』という
明度の違いを扱うことにも成功し、
arflexの表情に似せることが出来ました。
「arflexサンプルより、もう少し明るめだと嬉しい。
その方が我が家の壁や絵のインテリアに
マッチしそうだから」
というリクエストにも、
応じることが出来ました。
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2件目は、
「シナ合板の壁面収納を、ホワイトで仕上げて欲しい」
とのオーダー。
シナ合板の木目は、
やさしく大人しい表情なので、
その表情が潰れてしまわないよう、
気を遣う必要がありました。
ホワイト塗料と、クリア塗料を、
組み合わせて塗装しています。
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ak-designでは2年前から、
色彩の学びを続けています。
インテリアデザインの経験のある先生から指導いただき、
『色彩心理学に基づいたカラーの提案法』
『まとまりのあるコーディネート法』
『お客様のパーソナリティに合うインテリアの提案法』
などを学んでいます。
アトリエforme(京都市)草木裕子先生
【HP】http://ryb.forme-colour.jp/
【BLOG】https://ameblo.jp/atelier-forme/
その学びの中のひとつ
“混色理論” の考え方を、
オーダー塗装に活かし始めています。
お客様が希望される色を
提供することは勿論ですが、
その際に、
木の表情を潰してしまわず、
木の良さを活かせる仕上がりになるよう、
気配りしたいと思っています。
まだまだ手探り状態ではありますが、
研究を続けて行きます。