オーダーで家具を作ると、
サイズも自由です。
しかし、サイズ感が掴めなくて、
寸法がなかなか決められないことがあります。
計画・提案する立場の私達も、
スケールを引っ張り出して、
何度も何度も、サイズ感を想像してみます。
お施主さまにも、
快適に使えると言われる一般的なサイズをご案内したり、
図面とスケールとで、サイズ感の説明をしますが、
例えば新築されるような場合は、
部屋のサイズ感も、家具のサイズ感も、
新しい物だらけで、
なかなかイメージしづらいものです。
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最近、オーダーキッチンの打ち合わせの際に、
新たに使ってみたアイテムは・・・
『実寸の引き出しサイズの新聞紙』です。
幅・奥行・高さを 実寸で確認していただき、
お手持ちの調理器具・調味料も
レイアウトすることが出来ます。
「これなら全部入りそう♪」
「こういう置き方にすれば、もっと使いやすいかな~?」
「この引き出しに入る量になるよう、断捨離しておきます!」
新しい収納の様子が想像できる分、
お施主さまが積極的に意見をくださるので、
計画を進める側の私達も助かります^^
【before】
【after】
beforeで、深さがありすぎた収納を、
afterでは、上下に分割することで、
使いやすい高さ・深さに調整しました。
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ダイニングセットをオーダーくださったお施主さまも、
円卓のサイズが心配なご様子でした。
そこで、
「新聞を丸く切ってみて、
(工事中の)お部屋でサイズ確認してみてはいかがでしょう?」
とご提案してみました。
すると、
私達が当初提案していたよりも、
やや小さめのサイズをご指定されましたが、
お施主さまの勘がピッタリで、
空間にマッチしたサイズ感となりました。
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「折角オーダーするんだから、失敗したくない」
と思っているのは、
お客様は勿論のこと、
計画・製作する立場の私達も、同じ気持ちです^^
打ち合わせの段階でも お客様が、
『完成したオーダー家具』と『新しい暮らし』を想像できるよう、
色々工夫出来たら良いなと思っています。