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オスモカラーによる ラワンベニヤの調色塗装③

 

オスモカラーによる ラワンベニヤの調色塗装①

オスモカラーによる ラワンベニヤの調色塗装②

 

 

続きのお話です。

 

 

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「この色のラワンベニヤに、

この色の塗料を塗ったら、

仕上がりは、これくらいの色になるハズである」

 

 

そんな予想を立てられたら、

迷うことなく、余計な時間をかけずに、

効率的に着色塗装が出来ると思いました。

 

 

そのような塗装システムを作るため、

塗装サンプルを沢山作って、

ラワンベニヤとオスモカラーの相性を探りました。

 

 

A~I 縮小800

 

ラワンベニヤの色は、

ロットによってバラバラなのですが、

工房の端材から拾っただけでも、9色が揃いました。

 

 

一番上の『無塗装』の通り、

赤みがあったり 黄みがあったり(=色相の違い)

明るかったり 暗かったり(=明度の違い)

清らかだったり 濁っていたり(=彩度の違い)

色々な違いがあるのです。

 

 

 

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色がバラバラなラワンベニヤを、

強い濃度の塗料でベタ塗りして、誤魔化した(?)のが

『着色塗装①』の例です。

 

 

ラワンベニヤが無塗装の状態で

どんな色だったとしても、

迷わずに塗ることは出来ますが、

 

元の色が、目標色に近い場合でも、

強い色で塗りつぶすことになります。

 

 

しかし私達は、

『自然が作り上げた木の表情を活かすこと』を

大切にしているので、

ベタ塗りをしたくありません。

 

 

そこで、

「このラワンベニヤは無塗装の状態で、

色の三属性(色相・明度・彩度)は、

それぞれどんな特徴を持っているの?」

そんな分析からスタートして、

 

 

33803

 

 

「じゃあ、

三属性の何の要素を、どれだけ追加すれば

目標色に近づくの?」

と考えた上で、

塗料の配合を微調整して、

 

 

33799

 

 

ラワンの質感を損なわない為にも、
最小限の塗料で 色を調和させようと試みたのが、

『着色塗装②~④』の例です。

 

 

A~I 縮小800

 

 

あと一歩、

納得できない部分があったので、

 

4年前からカラーの勉強でお世話になっている

草木裕子先生のアトリエを訪問し、

アドバイスを受けて来ました。

 

 

(草木先生は、インテリアのお仕事歴も長く28年。

インテリアカラーの提案や、

造作家具デザインをされています)

 

 

『ラワンベニヤの色を分析する為のツールと、表現方法』

『今回のシステムでは上手く仕上がらなかった色の、別の再現方法』

色々とアドバイスがいただけました。

 

 

33800

 

 

33804

 

 

33802

 

 

アドバイス内容を参考にして、

あと数種類のサンプルを、追加で作る予定です。

 

 

 

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