ak-designホームページに
お問い合わせくださったお客様です。
座卓 → テーブルへ、リメイクをしました。
after:テーブル(チェアに座るタイプ)
before:座卓(床に座るタイプ)
実物を拝見したところ、
皮つきの1枚板の、立派な天板でした。
「天板はそのままに、脚を変更して、
今後はチェアと共に、テーブルとして使いたい」
「天板のザラつきも気になるので、
キレイに塗装し直して欲しい」
とのご希望です。
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座卓を、工房に引き上げてきて、
まずは色々と観察をしました。
自分達が製作した家具ではない為、
色々なことが分からないので、
まずは観察して、状態を探ります。
①
脚がどのように固定されているか分からない。
(脚を外すことに、時間がかかるかもしれない)
②
天板には 使い込まれた汚れの他、
割れを補修した部分の 劣化が見られる。
③
樹種はニレ???
現状オレンジ系ブラウンの色。
(この色が 着色塗装なのか クリア塗装なのかは、分からない)
脚は、木工用ボンドで接着してあったようです。
特に困ることもなく、外すことが出来ました。
汚れ・ざらつきのある天板は、
サンダーを使って削ります。
粗い粒子の紙やすりで 一通り削った後、
細かい粒子の紙やすりや、手作業により、
滑らかな手触りになるまで磨きます。
(スマホでご覧になる場合は、全画面表示にして下さい)
皮の部分は、必要以上に削らないようにして、
表情が残るように努めました。
割れのある部分には、パテを埋めて補修をしますが、
今回は市販のパテを使いませんでした。
天板にサンダーをかけた際に木粉が出るのですが、
これと木工用ボンドを混ぜることで、パテを作りました。
(当工房では、これを「自作パテ」と呼んでいます )
(スマホでご覧になる場合は、全画面表示にして下さい)
今回、天板は再利用ですが、
脚は新たな材で作ります。
天板の樹種は、ニレかな~???
いずれにしても、当工房では在庫が無い樹種なので、
ホワイトアッシュで代用しました。
ただ、このホワイトアッシュはかなり白っぽく
天板との明度差が大きかったので、
天板はクリア塗装、脚は着色塗装をすることで、
色合わせをしました。
↑
天板の色に対して、脚が白すぎたので、
脚には敢えて強めの色を塗装しました。
↓
納品時、お客様には
色合わせをさせてもらった旨も説明しましたが、
「脚の色に、全く違和感が無いですね」
「デザインも、ピッタリで、
まるで、今までもずっと使って来たかのように思えて来ます」
とのご感想を頂けました。
ak-designのダイニングチェアと共に
撮影させて頂きました。
グリーンの庭と、
レッド系の座面ファブリックが
お互いを引き立てあって、
気持ち良い眺めの空間となりました。
今回のリメイク~納品までの様子を動画にまとめ、
YouTubeに投稿しました。
(お客様には許可を頂いています)
スマホで再生する場合は、こちらからご覧ください。