テーブルリメイクのご依頼を頂き、
無事に納品を済ませました。
WORKS記事はこちらです。
「座卓として使っていた物なんだけど、
天板はそのままに、脚を変更して、
今後はチェアと共に、テーブルとして使いたい」
とのご依頼でした。
今回、ひとつ問題になったのは
天板と脚の色合わせです。
【天板】
今までと同じ材を、塗装し直して利用する。
樹種はニレ?
オレンジ寄りの色をしている。
長年の利用で、紫外線による日焼けの影響も受けて
この色になっているはず。
【脚】
ホワイトアッシュの新品。
(当工房ではニレの在庫を持っていない為、代用樹種として)
しかも、今回のホワイトアッシュの色は、
明度が高く、白っぽい。
このように、
条件が違う物同士を組み合わせて
ひとつのテーブルに仕上げる必要がありました。
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お打合せの途中で、
お客様とのご相談により、
天板の再塗装は、クリアオイル仕上げになりました。
ホワイトアッシュの脚に関しては、
『オスモカラーの調色により、ちょうど良いブラウンを作り、
天板と色合わせをする』
という方針が決まりました。
サンプルを作ってみました。
左:これまで使って来た座卓の脚 右:ホワイトアッシュをオスモカラーで塗装
色をだいぶ近づけることができ、
本番の脚も、このように塗装をしました。
ホワイトアッシュの 無塗装色と比較すると、
明度を低く&彩度を高くした塗料です。
天板と脚の色、
違和感なく仕上げることが出来ました。
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着色塗装の家具においては、
「一部修復するだけだから、必要な塗料の量は、ほんの少しだけ」
「必要な塗料の色は、この色とこの色の中間くらい」
というケースも多々あります。
このようなケースに応じられるように、
塗料メーカーさんは、
カラーバリエーション豊かに
ラインナップを整えてくださっていますが、
私達は “塗装屋さん” ではないので、
沢山の塗料の在庫を抱えることも難しい状況です。
そんな時、カラーの学びを活かして、
このシリーズの中から、
三原色(レッド・イエロー・ブルー)
+
無彩色(黒色・白色)
を在庫として持ち、
必要な量だけを調色しています。
https://osmo-edel.jp/osmocolor_lineup/osmocolorwoodwaxopaque/
オスモカラー オンラインストアのページより、画像抜粋させて頂きました。